50年続くブドウ農家の3代目から、衣食住すべてを手がける事業家へ。
片山正彦さんは、安定した農業経営を弟に託し、「次世代が挑戦できる社会基盤」を作るという壮大なビジョンのもと、3つの事業を同時に展開しています。
劇的Before&After

\スキルを身につけたい方/

安定という名の檻から飛び出した決断
私は50年続くブドウ農家の3代目として生まれました。
父の元で5年間修行を積み、ブドウの生産販売を学んでいく中で、確かに経営は安定していました。でも、毎年同じことの繰り返し。この先何十年も続く安定に、私は疑問を感じるようになったのです。
祖父や父が山を切り開いてブドウ園を作り上げた開拓者精神。何もないところから1を作り、それを10にしていく姿が、子どもの頃からずっと魅力的に見えていました。
私も0から1を作り上げてみたい。
そんな潜在的な想いが、コロナ禍をきっかけに一気に表面化しました。
代々続く事業を弟に託す勇気
「なぜやめるのか」 「不確定要素の多いところに飛び込む理由がわからない」
周りからは当然、反対の声が上がりました。
でも、人生は一度きり。誰もが経験したことのないことをしたかった。祖父や父の話を聞いていると、大変だったはずなのにとても楽しそうな顔をしているんです。
私も、将来振り返った時に同じような顔で話せる人生を送りたい。
そう決意して、ブドウ園の経営を弟に託すことにしました。
衣から始まった3つの挑戦
最初に始めたのは、オーダースーツ事業でした。
子どもの頃、父が農園では作業着で働き、会議では立派なスーツを着ていた姿がかっこよくて印象的だったんです。農業界でも身なりを整えることの大切さを、多くの生産者に伝えたい。
そんな想いから、農業従事者向けのオーダースーツ事業を全国展開で始めました。
現在では3D採寸技術を導入し、職人の技術とDXを融合させたハイブリッドな採寸システムを構築。より心地よいスーツを全国どこでもお客様に提供しています。

農業の新しい価値を創造する「食」事業
農業の知識を活かして、野菜の生産販売と農業企画事業も同時にスタートしました。
特に力を入れているのが、今年新しくリリースした「ブドウのオーナー制度」です。
ブドウの木1本をオーナーになっていただき、そこから収穫できるブドウをオーナー様に楽しんでいただく。農業と消費者をダイレクトに繋ぐ、新しい農業体験を提供しています。
使われなくなった土地を再生する「住」事業
3つ目の住事業では、耕作放棄地や遊休農地の再生に取り組んでいます。
土作りから始まり、作物を作れる状態まで農地を修繕していく農業土木。これまで使われなくなった土地を、再び価値のある農地として生まれ変わらせています。
次のフェーズでは、そうした再生した土地を活用して、より多くの方が豊かに生活できる場づくりを進めていく予定です。
スキルプラスで学んだオンライン戦略
事業を拡大していく中で、オフラインだけでは限界を感じていました。
コロナ禍でオンライン展開の重要性を実感し、スキルプラス(当時センサーズ)でマーケティングを学ぶことにしたのです。
スキルプラスで学んだ知識と技術は、事業のスピーディな展開と、より多くの方へのリーチを可能にしてくれました。特に、AIの活用やオンライン戦略の構築は、3つの事業すべてに大きく貢献しています。
現在も大阪支社のマーケティング担当として携わっているのは、単純にサービスの質が高いからだけでなく、アドネスが掲げる「みんなを幸福にする」という世界観に強く共感しているからです。
挑戦する人を支える社会基盤を作りたい
私が衣食住の事業を手がける理由。
それは、挑戦する人を支える社会基盤を作りたいからです。
安定したところから新たな挑戦をするためには、衣食住がしっかり整っている必要があります。多くの方の衣食住をサポートすることで、今までにない価値を創出する挑戦者を増やしたい。
挑戦する人が増えれば、人生はもっと楽しくなる。次世代の子どもたちが希望を持って未来に向かえる社会を作りたいのです。
次世代への希望を込めたメッセージ
現在、会社員として安定した生活を送りながらも、心の奥でモヤモヤを感じている方へ。
挑戦とは、まず行動することです。
行動すれば必ず壁にぶち当たります。でも、その壁を無理に乗り越える必要はありません。逃げてもいいんです。
ただし、何かを得て逃げること。
小さな学びを積み重ねて、また新しい壁に挑戦する。その繰り返しで、いつしか最初は大きく見えた壁が、簡単に乗り越えられるものになっています。
悩んでいるより、まず行動。壁にぶつかったら考える。
挑戦する人が増えれば、もっと面白い社会になります。失敗を恐れずに、一歩踏み出してみてください。
私も衣食住の事業を通じて、挑戦する人を支え続けます。
片山さんのように
\人生を変えたい方へ/
