海外旅行を「職業」として確立し、日本人に海外の魅力を届ける——。
今回はスキルプラスを受講してビジネス構築の知識を深め、現在HISをはじめとする大手旅行代理店とSNSマーケティング事業で契約を結ぶ亀井貴暁さんにインタビューしました! コロナで打撃を受けたホテル業界から転身し、英語力とSNSを武器に世界各国を巡りながら旅行業界復活の一翼を担う実践者の体験談をお届けします。
劇的Before&After

\スキルを身につけたい方/

高校時代から始まった英語への情熱
私の人生を決定づけたのは、高校時代の環境でした。
海外映画に夢中になり、スクリーンの向こうの役者たちに憧れを抱いた私は、自然と英語の世界に引き込まれていきました。通っていた高校にはアメリカ人やドイツ人など多国籍の留学生が多く、彼らと同じクラスで学び、放課後も一緒に遊ぶ日々。この環境が、私にとって英語を「勉強」から「日常」に変えてくれたのです。
気がつけば、英語を話すことは歯磨きやご飯を食べることと同じくらい自然になっていました。
英語専門学校では全授業が英語。そこから新宿のホテルに就職し、外国人客が7〜8割を占める環境で、チェックイン・チェックアウトから観光案内まで、すべて英語でこなす毎日。私にとってこれ以上ない理想的な職場でした。
コロナが突きつけた現実と新たな決断
しかし、2020年、コロナが私たちの業界を直撃しました。
外国人客が大半を占めていたホテルの客足は、文字通りゼロになったのです。緊急事態宣言で日本人の旅行需要も消失し、私が愛していた仕事が一瞬で消えてしまいました。
この時、将来への強烈な不安が襲いました。「1人でも生きていけるスキルを身につけなければ」——この危機感が、私の人生を大きく変える原動力となったのです。
輸入ビジネスからSNSへの転換点
最初に挑戦したのは輸入ビジネスでした。
アメリカまで足を運び、現地企業と直接交渉してサングラスを日本に持ち込み、クラウドファンディングで販売。3年間続けて軌道に乗せることができました。
しかし、若い私にはもっと大きな可能性を追い求める気持ちがありました。ビジネスの奥深さを知り、マーケティングや集客の重要性を学ぶ中で、「もっといろんなことにチャレンジしたい」という想いが湧き上がったのです。
そこで目をつけたのがSNSでした。
SNSの落とし穴と真実の発見
コロナが明けた2022年頃から、自分の得意分野である海外旅行の発信を開始しました。インスタ、X、TikTok、YouTube——全てのプラットフォームを試し、1年半で1.8万人のフォロワーを獲得。
しかし、ここで大きな壁にぶつかりました。
「フォロワーは増えるのに、収益が全く増えない」
この現実が、私に重要な気づきをもたらしました。フォロワー数と収益は比例しない。SNS投稿だけではビジネスにならない。そんな当たり前だけど見落としがちな真実に直面したのです。
スキルプラスで学んだビジネスの本質
2024年夏、SNSサミット2024で三上さんのセミナーに参加した時、私の認識は完全に変わりました。
「SNSはビジネスの手段であって、SNS自体がビジネスではない」 「重要なのはスケーラビリティの担保」
この言葉が、私の中でパズルのピースがはまるような感覚を与えてくれました。SNSは自分のサービスを認知してもらう手段。そのサービス自体に価値がなければ、フォロワーがいくら増えても意味がないのです。
スキルプラスに入会してからは、三上さんに現状を見てもらい、複数の選択肢を提示していただきました。個人向けのイベント企画から企業向けサービスへのシフト——この転換が、私のビジネスを劇的に変えたのです。
大手企業との契約と社会への貢献
入会から3ヶ月後、ついに大きな契約が決まりました。
相手は株式会社HIS。日本を代表する旅行会社のネパール支店からのプロモーション依頼でした。現地のツアーを私が撮影し、SNSを通じて日本人に向けて発信する仕事です。
正直、最初は自分でも信じられませんでした。しかし、プレッシャーよりも「やっと繋がった」という喜びの方が大きく、ネパールでの撮影は純粋に楽しかったのです。
結果は上々でした。私のコンテンツを見て実際に現地を訪れる日本人も現れ、このプロモーションが実際の観光需要に結びついたのです。
広がる事業展開と未来への展望
HISでの実績を皮切りに、ドバイやインドネシアの旅行代理店とも契約を結ぶことができました。今では複数の国を巡りながら、それぞれの魅力を日本人に伝える仕事が確立しています。
現在は新たな事業も構築中です。旅行会社と旅系インフルエンサーを繋げるマッチング事業、国際交流イベントへの人材派遣など、旅行業界全体の活性化に貢献する取り組みを展開しています。
私が目指すのは「職業 海外旅行」の確立と普及です。旅行を仕事にしたいと思っている人は数多くいます。そんな人たちの手助けになるような場所を提供し、「好きなことを仕事にする」を現実のものにしたいのです。
社会に与える価値とこれからの使命
私がやっていることは、単なる個人の趣味の延長ではありません。
コロナで大打撃を受けた旅行業界、海外に興味を持たない若者の増加、そして「好きなことを仕事にしたい」と思いながらも方法が分からない人たち——こうした課題を目の当たりにする中で、自分にできることを考えてきました。
海外の魅力を発信し、実際に足を運ぶ日本人を増やしていく。そんな小さな積み重ねが、結果的に業界全体や社会にとってもプラスになるのではないかと考えています。
チャレンジする全ての人へのメッセージ
好きなことをどうやって仕事にしていくか。これはとても楽しい探求です。
選択肢はたくさんあります。どんな業種があるのか、どんな仕事があるのか、それを見つけていく過程自体が充実感に満ちています。そして実際にお客さんから「ありがとう」と感謝される瞬間は、何にも代えがたいやりがいをもたらしてくれます。
ぜひ好きなことを見つけて、それをどうやってマネタイズしていくのか、仕事にしていくのか——そんなことを考えてみてください。きっと新しい可能性が見えてくるはずです。
コロナという逆境が私に与えてくれた気づきと、スキルプラスで学んだビジネスの本質。この2つが合わさって、今の私の「職業 海外旅行」が生まれました。皆さんの中にも、まだ気づいていない可能性が必ず眠っています。
亀井さんのように
\人生を変えたい方/
